院長ご挨拶
鈴木内科・糖尿病クリニック
院長鈴木 一成KAZUNARI SUZUKI
2019年(令和元年)9月2日より、新小岩駅前に鈴木内科・糖尿病クリニックを開院致しました。私は大学病院で13年ほど、一般内科と糖尿病の診療・研究をしてきました。糖尿病の血管合併症(網膜症や腎症・神経障害などの最小血管障害と動脈硬化などといわれる大血管障害があります)の初期段階といわれている血管内皮機能障害と血糖値の関連について臨床研究を行っていました。まだ糖尿病になる前の方でも血糖値が血管に良くない影響を及ぼすものだと実感していました。
その後、地域の中核病院である日本私立学校振興・共済事業団 東京臨海病院 糖尿病内科で5年半ほど勤務しました。こちらでは文字通り、ひたすら糖尿病診療に明け暮れていました。まだ境界型の糖尿病、急性発症1型糖尿病、緩徐進行1型糖尿病、劇症1型糖尿病、妊娠関連の糖尿病、小児の2型糖尿病、手術前後の血糖値のコントロールなど多彩な症例と接していました。
ひとえに糖尿病といっても様々なステージがあります。また家族歴やその時点での進行の程度によって、治療法も変わってきます。まさにオーダーメイドの治療が必要な病気です。ただ血糖値を下げれば良いというわけでもございません。こういった治療の難しい糖尿病が、現在の日本では平成28年「国民健康・栄養調査」(厚生労働省)によると「強く疑われる者」として約1000万人もいるのです。病院を受診し、採血で血糖コントロールを確認し治療を決めます。痛みや苦しいといった症状もないのに、通院して血糖値のコントロールを続けることは大変です。
そこで、なるべく通いやすい駅前で、数分で血糖値、HbA1cだけでなく、肝臓や腎臓の機能もすぐにチェックできるような設備を整え、あまりお待たせせず、皆さんが気軽に通院できるようなクリニックを目指し開院致しました。地域の皆様の健康に少しでもお役に立てればと思っています。宜しくお願い致します。